手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

いさみの念仏

 「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」という親鸞聖人のお言葉があるんです。世の中が安穏になるという事は、仏法がひろまるという事でもって、世の中は安穏になるんです。
 世の中が安穏になる仏法をひろめて行くお手伝いがお念仏であると心得て行くならば、お互いお念仏を忘れない様にして行かねばならんのです。


 御一代聞書の御文の中に、
 「称名はいさみの念仏なり。信のうへはうれしくいさみて申す念仏なり」
とちゃんと、お念仏には「いさみの念仏」というものがあるんです。勇んでお念仏する、「なんまんだぶ、なんまんだぶ」と勇んでお念仏する。それが御報謝へ繋がって行くんだという考え方に立つんですから、勇んでお念仏をなさる事が大事なんです。
【藤澤桂珠和上法話集 第二集 P35,P36 洗心書房 より】



『世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ』
引き続き、勇んでお念仏を称えさせて頂きたい、と思います。
なむあみだぶつ なむあみだぶつ