浅原才市さんの五十回忌のときに出版された詩集は、『ご恩うれしや』と命名されていました。才市さんの詩に最も多く出てきて、才市さんを代表する語として、「ご恩うれしや」が取り上げられたのでしょう。この「ご恩うれしや」は、才市さんの詩のなかではいつも念仏と一つに結びついて、「ご恩うれしや なむあみだぶつ」となっています。念仏することのなかに、いつでも阿弥陀如来の恵みへの限りない謝念を味わうのです。
ご恩を喜ぶことと念仏することはひとつですが、それはまた阿弥陀如来の名号を世界に宣伝する効果を、自ら発揮することになります。私がご恩を喜び念仏することが、結果的に如来のはたらきに寄与することにもなるのです。
また、念仏を報恩の行とするのは、私が念仏する行為によって往生すると考える自力的な思いを撤退して排除しようという、警戒の意味も込められています。
【やさしい真宗講座 霊山勝海 本願寺出版社 P193、P194より】
勇(いさ)んで念仏する、ことは阿弥陀さまの南無阿弥陀仏の世界を宣伝することにもなるということですね。勇(いさ)みの念仏、心がけたいと思います。
仏法 ひろまれ~ 響け~ 届け~
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏
いさみの念仏(手品師ブログ)
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