手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

阿弥陀さまは何処へ

阿弥陀さまのお救いを、なにか神秘体験があるように思うのは間違いです。
例えば、一旦、真っ逆さまに地獄の底に落ち切って、そこでピカッと何か光が差し込んで初めて救われるとか。
あるいは、「そのまま助ける!」といった声がきこえるとか。
そんなのは、自分中心の思い込みの範疇です。
阿弥陀さまのお救いを、このように錯覚してしまいますと
自分中心の蟻地獄に陥ってしまいます。
また、どうしても自分から、救いをつかみにかかってしまいます。


肝心要の 阿弥陀さまが、
肝心要の 南無阿弥陀仏が、
どこか遠くにいってしまっているのです。