手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

お前のことが心配じゃ〜

灯り

あなたは、夜景の中の一点の灯り
夜景をのぞむということは、命のいとなみに耳を澄ますということなのかもしれない
夜景の景色を彩(いろど)るひとつひとつの灯りのもとで
喜びあったり、悲しんだりする私たちがいる
どこにも悩みのない家などないのだ
雲が晴れて月の明かりがすべてをやさしく包み込む
このわたしをそのまんまで包み込んでくれている
ふと前を向くと、月明かりは明日へと続く道をほんのり照らしだしてくれていた
これは、まるで仏の慈悲の光だ
一歩、また一歩、踏みだそう
やわやわとした青い月の光が、旅ゆくひとを見守り、寄り添うように、
人生の旅路にも寄り添い歩んでくれる教えがある
一歩、また一歩


摂取不捨(せっしゅふしゃ)

誰より立派になろうとて
到底小さな私やし
のんびり過ごせばいいものを
ほめられたくて背伸びする
そんなわたしをお見通し
仏の眼(まなこ)はお見通し
見られちゃたまらんわたしやし
走って走って逃げてみる
それでも仏は追いかけて
わたしを抱きしめ追わえ獲る
げんこつ覚悟で手を合わす
見てみりゃ仏は泣いている
お前のことが心配じゃ〜
仏の涙を受けた日にゃ
逃げる気持ちも消え失せて
どないしたらいいものか
仏に尋ねてみたくなる
なもあみだぶつとつぶやけば
逃げんでええぞという仏
なもあみだぶつ なもあみだぶつ 
心に灯りがともるのよ
なもあみだぶつ なもあみだぶつ
【あかりの法話 (灯り〜摂取不捨〜エンドロール)より】


 
ここ最近、車での移動時は、このアルバムを聞いています。
歌うまいです。詩もいいですよ〜
今回、アルバムの最後におさめられている「あかりの法話」を紹介させて頂きました。


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灯り  三浦明利 ※CDアルバム
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