手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

聴聞

 本日、久しぶりに、築地本願寺の常例布教(花岡静人師・勝光寺・奈良県)に行って来ました。
以下、印象に残ったところを4点紹介させて頂きます。


阿弥陀さまは、このいまもピッタリ寄り添って、必ず助けるぞ!とはたらき詰めであること。阿弥陀さまは遠い存在ではありません。


歎異抄第二条について】
②「命がけ」ということについて
命がけといっても、ふたつの意味がある。
一つは、まさしく文字通りの意味です。
関東の同行が、親鸞聖人に極楽浄土に往生する道を問いただしたいという一心で、十余りもの国境をこえて京都へ訪れたことは、当時の交通事情等考えればまさしく命がけです。
二つ目は、命をこえたものがそこにはあるという意味。


歎異抄第二条について】
③「ただ念仏」ということについて
親鸞聖人にとなってしまえば「ただ念仏」ではなくなってしまう。
「ただ念仏」プラスアルファ親鸞聖人では、「ただ念仏」にはならないということを教えて頂きました。
つまり、「法に依って人に依らざれ」ということです。法に依らず人に依った時点で、それはあやしくなってしまうという点を強調されていました。


本願寺において、今後、法然上人の「上人」を、「聖人」という漢字で表記していこう!とのことです。
主な理由として、親鸞聖人が法然聖人について書かれるときは、「聖人」という漢字で表記されているから、とのことです。
恵信尼さま(親鸞聖人の妻)においては、法然上人と「上人」という漢字で表記されています。
親鸞聖人と恵信尼さまにおいて、「聖人」と「上人」で表記の違いがあるとのことでした。