手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

信心獲得

仏法を聞いていましても、はからいがあるとなかなか如来さまのお心を受け入れることができないですね。頭で如来さまをつかむことはできないのです。
信心というのは、私が阿弥陀さまをつかむことじゃなくて、阿弥陀さまの方が私をつかむこと、私が阿弥陀さまにつかまれることであります。


というよりも、
もともと阿弥陀さまにつかまれていた私だったのに、そのことに気づかないで生きて来ただけのことです。
このことにふと気づいたことを、「信心獲得」と申します。
【自然の道理 『歎異抄』第十条 大峯 顕 百華苑 P39,40より】