手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

今が、目的の中

 

お念仏は目的であるという事ですよ。私どもの、ただ今が、目的の中にいるという事であります。我々の御法義は何かのためではなくて、今が目的の中なんだということであります。だから、わけが分からんようになる。お互いに青年時代にね、人生の目的は何かなんちゅうて議論したことがある。そんな事は議論にならんのですよ、人生が目的なんだから。そうでしょ、目的の中にいてねえ、目的を求めるというのはない。

【如来をきく  稲城選恵  深川倫雄  響流書房より】

 

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人生の目的といいますと、ゴールに向かって努力して頑張る、と捉えるのが一般的です。人生、生きていく上でゴールを設定して頑張ることは素晴らしいことです。ただし、南無阿弥陀仏の救い、には当てはまりません。ここでは、「私どもは、ただ今が、目的の中にいる」といわれています。つまり、南無阿弥陀仏のはたらきに気づくか否か、ということです。浄土真宗の教えに、人生の目的という言葉は馴染みません。

おかげさまで  今日も 南無阿弥陀仏

 

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