手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2011-06-27から1日間の記事一覧

信心について

『阿弥陀仏から賜る信心』について、 大峯教授が分かり易く表現されておられます。 以下、その部分(4つ)を抜粋して紹介させて頂きます。

信心 (その1)

私の煩悩の眼がさまたげになって見えないけれど、大悲の光はいつでも私を照らしてくださっていると、源信和尚は言われます。 そういうことがどうしてわかるのかというと、これは言わば、わからないままでわかるのです。そうとしか言いようがありません。 私…

信心 (その2)

わたしはそんなものに乗ったつもりはありません。信じているか、信じていないかよくわかりません、そうおっしゃったって乗ったに違いない。 乗ったか乗らないかということは、自分の意識でわかることではないからです。私はいま阿弥陀さまの大きな船に乗って…

信心 (その3)

信心こそは金剛の心である。 しかしながらこれは、私の信心だけはどんなことがあってもくずれませんと、自分で保証しているような心ではありません。 一定の目標に向かって眼をつり上げて進む、そういう心ではない。そんな心は長続きしないのです。 弓でも張…

信心 (その4)

親鸞聖人は、信心のことを表現するとき、私は信じますと言わずに、疑いがないと、いうふうに言われます。それの方が、信心は自分の心ではないという消息をよく言い表すことができるからでしょう。 信心とは、如来の本願を聞いて、すこしも疑うことがない心境…