手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

阿弥陀さまと共に歩む人生

私の思うようにさせておいて 、南無阿弥陀仏が後からついてござる 。それが証拠に 、南無は阿弥陀仏の上にある 。私はあやつり人形である 。歩き初めの子供の後から 、親は後から支えて歩かせる 。子供は自分が歩いたと思って喜ぶ 。親も亦喜んでヨイヨイしたと手をたたいて喜ぶ 。子供は自分一人で歩いたと思って亦手をたたいて喜ぶ 。実は親の手が 、うしろからかかえている 。親は子供の手柄にして 、親子が喜ぶ。

【松並松五郎 念佛語録  土井紀明 編  響流書房】

 

一心同体 南無阿弥陀仏ですね。

阿弥陀さまの慈悲につつまれて生かされている人生、そのことに気づきがあるか否か、とても大事なところです。個人的に、あやつり人形といいますと、「言いなり」という意味で捉えますので、あまりよいイメージはありません。しかしながら、それは、あやつる人によって全く意味が違ってきます。阿弥陀さまにあやつられるなんて、ホント光栄なことです。