手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

お釈迦さまの手のひらの孫悟空 

「あっと言う間に千里も飛べるぞ」と自分の力に有頂天になっていた孫悟空は、お釈迦さまに神通力勝負を挑みました。
「それでは、わたしの手のひらから思い存分飛んでみよ」と、お釈迦さまは受けてたちました。
孫悟空は、渾身の力で空を飛び、これ以上遠いところはなかろう!と思った所に、大きな山を見つけました。
そこで、「これでよし、自分がここまで来た証拠をこの山に残してやろう」と思い、「孫悟空参上!」と大きく記しました。
戻って来て、お釈迦様にそのことを報告したところ、
「そなたが書いた言葉は、これか!」と、お釈迦さまは手のひらを広げられました。その手の指には「孫悟空参上!」と書いてありました。
結局、孫悟空は、お釈迦さまの手のひらからでることはできませんでした。
                                  


逃げようとも逃げまいとも
阿弥陀さまの手のひらの上
なむみあだぶつ