手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

片道であるぞ

正信偈講話(源信章八句)深川 和上を聴聞(CD)させて頂きました。
以下、印象に残ったお言葉です。


どうぞ、お正信偈を学ばれましても、わたくしどもの中の頭に詰まっておるこの往復の論理でお正信偈を学ばんようにせなければなりません。
なぜかというと、お正信偈は仏さまの理屈である。仏さまの理屈は片道の論理であるということであります。
片道の論理であるということは、片道で満足をするのが仏さまであるということになります。
ですから、こうしたら救うぞ!往復でございましょ。こうしたら救うぞ!お前がこうしたら阿弥陀さまがこうして救うぞ!と言うたら往復であります。
だから、こうしたら救うぞ!というご本願でなくて、必ず救う!ということになっております。それが、無倦(大悲無倦常照我)というたった二文字のお言葉の中にも表れています。
片道であるぞ。