手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

肩書

 仕事上、肩書は大きな武器です。
社長、部長と記載された名刺をだされれば一目置きます。一方、なんの肩書もない名刺は、あまり威力がありません(笑)。立派な肩書をだされて、その肩書に相応した人柄、能力を兼ね備えているひとであれば問題はありません。しかしながら、その肩書きに見合わない人柄、能力の持ち主であることが分かったときの残念感は容易に想像できます。ひとの肩書は、全く当てになりません。しかも、期限付きです。
 阿弥陀さまにも多くの肩書があります。
無量寿仏、無辺光仏、無碍光仏、無対光仏、炎王光仏、清浄光仏、歓喜光仏、智慧光仏、不断光仏、難思光仏、無称光仏、超日月光仏などなど。
阿弥陀さまの肩書きは、ひとの肩書とは違い、その力に相応しています。さらに、無期限です。
その肩書とおりのはたらきを私に届けてくださっている仏さまであるなあ、と分からせてもらったとき、それが南無阿弥陀仏のひとになったときです。
 つまり、信心を賜ったひと、もっと平たく言えば、南無阿弥陀仏のはたらきに気付かされたひとであります。
 今日も南無阿弥陀仏