「あいつには、何をやっても敵わない」という同僚や後輩がいるでしょう。「天は二物を与えず」と言いますが、持ってる人は二物も三物も持っていますよね。イケメンでハーバードを出てて、仕事もできて、スポーツマンで、社長の息子なんていう後輩が平気で隣の席にいたりするのがサラリーマンの世界です。
「それに比べて、この俺は・・・」
そのとき、はじめて世の中は不公平だということを知ったりするわけですが・・・・・・
【50歳からの「死に方」P112 弘兼憲史より】
何でもかんでもこなせるスーパーマンといわれているような人も、やがて歳をとり、死んでいくことには変わりありません。今さえ(この人生だけ)よければそれでよい、という考えは浅はかではないでしょうか。いま、ここで、私がこうして生きている本当の意味を考えてみたいものです。