答えが明示されていないパズルに挑戦して、どうしても解答が見いだせない場合、「問題そのものが間違っているのではないか」と、その問題自体に責任転嫁してしまうことがあります。
本来、向うべきはずの「パズルの解答を見いだす」ことに目がいかず、「パズルの問題そのもの」に視点がいってしまう。そういうひとは、「この自分に限って、このパズルが解けないはずはない」という自信がある人です。
このことを、仏法にあてはめて考えてみますと、
向うべき阿弥陀さまに目がいかず、自分にばかりに関心がいってしまう内向きの人ともいえます。
いうならば、「自分の力でなんとかなるさ!」といった善人さまです。