分別我欲で本来生死一如のいのちにいらぬ文句をつけるからいけないのです、迷うのです、タスカリタイと言い出すのです。初めからタスカッテイルのに、タスカッテイナイと言ってタスカルコトを探し求めるようなことです。
ちょうど眼鏡をかけていながら、眼鏡がどこかへ行ったといって探すようなものです。
このことが明らかになるのが、タスカッタということです。
【妙好人を語る 楠 恭 NHK出版 P261〜P262より】
『ちょうど眼鏡をかけていながら、眼鏡がどこかへ行ったといって探すようなものです。
このことが明らかになるのが、タスカッタということです。』
うまい表現ですね。