手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

断念の境地

現代人は実際的・感覚的で、たとえ現実には経験できないことでも、あくまでも実証的にとらえようとします。そのために数多くの事実を集めて納得しようとするのです。
しかし、そんなことは所詮無意味だということがわかったとき、そこではじめて断念すべきことは断念するしかないということに気付くのでしょう。
「ともかくも あなたまかせの 年の暮」という一茶の句は、端的にその断念の境地を語っているように思われます。
【念仏の信心 ― 今 なぜ浄土真宗か ―  石田慶和 本願寺 P173より】


【手品師コメント】
「ともかくも あなたまかせの 年の暮」 いい句ですね〜