手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

ほめたたえずにはおれない

称える私自身は愚かであっても、阿弥陀さまのお名前が他の人に聞こえることは、知らず知らずのうちに、阿弥陀さまのお徳が広まっていくことになります。
「象さんだ!」と言った幼子は、誰かに聞かせようとして言ったのではなく、思わず言ったのです。けれども、声を聞いた他の子どもにも、象の存在が知れることになり、次の「象さんだ!」になったのです。それは、声に表れた象の偉大さが、成し得たことなのです。
それと同じように、阿弥陀さまのお徳が表れたお名前は、自ら広まっていくものなのですが、私たちがお名前を称えることが、知らず知らずのうちに阿弥陀さまのご恩に報いる行為にもなっているのです。
そこで、「・・・ただ常に阿弥陀仏の名号を称え、本願の大いなる慈悲の恩に報いるがよい」と述べられているのです。


唯 能 常 称 如 来 号
応 報 大 悲 弘 誓 恩

「・・・ただ常に阿弥陀仏の名号を称え、本願の大いなる慈悲の恩に報いるがよい」
『教行信文類』 現代語訳147ページ
【ひらがな正信偈 森田 真円 本願寺出版社P138,140,141より】


【手品師コメント】
非常に分かり易いですね。