手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

信は如来のはたらき 

浄土真宗の信心は「賜わりたる信」ではあっても、「頂きもの」ではない筈である。他力廻向の信と言われる限りにおいて、静止状態としての阿弥陀仏を対立的に向こうに置いて、与え手の阿弥陀仏から、信を頂くというのではない。
他力とは「如来の本願力」であり、生きとし生くるものを救わずんば已まず、という阿弥陀仏のはたらきをいう。だからこそ廻向というのである。信はあくまでも如来のはたらきであり、頂きにかかるものではない。
阿弥陀仏と浄土 P33 久堀弘義 師より抜粋】