大阪の念仏詩人といわれた榎本栄一さんに、泥んこ私の泥んこの底が浄土の入り口になっていた (『煩悩林』五九頁)という短い詩があります。この「泥んこの底」とは、おそらく自分を取りしきっている煩悩と、それ故にこそ罪業の明け暮れを余儀なくされる自己…
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