池田さんから最後にとどいた手紙は、逝去の四ヶ月ほど前の2006年10月3日付のものである。池田さんの思考の核心部に生まれた一つの変化を語っているように思われるので、少し長いが全文を記しておこう。 拝啓 連載コラムで御作を使わせて頂きましたので御笑覧…
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