手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2010-11-02から1日間の記事一覧

仏さまの心情は 「親」

親という漢字は「木の上に立って見ている」という合字であります。 学校を今年卒業した子供が都会地に就職して、その別れる時の親の心情を表像した文字といわれます。 出ていく子供の側は余り親のことは思わなくても、親の側は子供の後姿を見送り、最後に見…

親ということ (1)

親ということは子供がいないといわれないものです。 親ということは子供がいるからであり、子といえば親のいることを証明しています。 【悪人正機ということP23 稲城選恵 和上(探究社)】【手品師コメント】 わたしがいるから、阿弥陀さまは五劫思惟の願と…

親ということ (2)

親と子という関係は、一対一であるところに特色があります。 筆者は兄弟は五人いますが、父親や母親に向かって五分の一の親ということは未だかって考えたことはありません。私と親はいつも一対一で面するのです。 【悪人正機ということP25 稲城選恵 和上(探…

親ということ (3)

親だけは他人と逆になっているのであります。 いかに子供が親に背中を向けても親だけは離れないものです。また子供の願わない前に親は思わずにいられない、云わずにいられないものであります。他人は私の方からお願いすると、聞いてくれるものです。ところが…

目玉 おや じ