手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

疑い晴れた とは

仏法を聞くときの心得として、このようなことをいわれています。
この私は、いま死んでどこへ行くのか?このように思ってみなさい!
今晩、死んで極楽に参ると思われる人は少ないでしょう。
ここが、信を得たか得ぬかの分かれ目です。
信を得た人は、いま死んだならばどうなるのか?と思ってみて、
即座に
  「おかげさまでお浄土参りの仲間に入れてもらいました!」
                   と返事のできる身になっておるはずだ。
そうでなければ、疑い晴れたのではない。
「よく聞き分けて聞くが上にもよく聞かして頂け!」
こう厳しく戒めておられます。(一部現代語口調に改編)


妙好人物語⑨ 名僧列伝(その一)香樹院徳竜師 / 梯 實圓  市原栄光堂 CD法話より】
妙好人のことば 梯 實圓 法蔵館 P212 にも記載