手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

たのむ

蓮如上人が「弥陀をたのむ」という言葉をよく使っておられますね。日本語の「たのむ」にはたくさんの意味があります。いろんな意味がありますが、その中の一つに「のむ」という意味があります。薬を飲むの『飲む』ということです。「た」は接頭語ですね。意味を強めるんです。ですから、名号の薬を無理やりに飲ませるということですね。
だから、どんなにきかないものも、逃げるものも、追いかけていってつかんではなさんのが南無阿弥陀仏です。ただ聞くのです。「聞いたら助かりますか」ではなくて、聞こえたままなんです
【人間の願いと如来の願いP29,P30 豊島 学由 師 本願寺出版】