手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

他力の所以  (さらばは捨てもの)

「求めよ、さらば与えられん」などというのは、弥陀の声ではない。求めぬ前に救いが十二分に用意してあるのである。「さらば」というのはおかしい。求めるから与えられるのではなく、与えられているので求めるという方が正しい。叩くと否とにかかわらず、開かれる準備は完了されているのである。ここが絶対他力の所以である。
柳宗悦 妙好人論集P32より】


【手品師コメント】
阿弥陀さまのお救いは、「〜したら救う、〜すれば救う」といった条件は一切ありません。無条件のお救いです。「さらば」は、おさらばしないとダメなんですね(笑)。