手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

境界線

桐渓先生:「豊島君は大阪から来るんじゃのう」
豊島 師 :「そうです」
桐渓先生:「大阪から来るのに、いつの間にか京都に入るんじゃろう」
豊島 師 :「そら先生、大阪府京都府との境界線がありますから」
桐渓先生:「境界線はどこにあるんじゃ。君、見たことあるか」
豊島 師 :「地図で見ました」
桐渓先生:「地図で見たけれど、地図の線はどっちが持ち主や」と、先生は面白いことを言われました。


救われる時のことを、親鸞聖人は「時剋の極促」とおっしゃった。それを桐渓先生流の言葉では「極限概念」と言われた。


桐渓先生:「気がついた時には、如来のお救いのほうが先だった。いつでもこちらは後なんだ。だから『仏のかたより往生は治定せしめたまふ』(御文章 五帖目 第十一通)と蓮如上人がおっしゃっているのは、そのことを申されているのですよ」
【認められた人生 豊島學由著P35‐P36より引用 一部改編】


【手品師コメント】
「気がついた時には、如来のお救いのほうが先だった」
決して、ピカドンではありません。