手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

広い視点で

 世界はひとつですが、世界地図をみてみますと色々あるようです。例えば、日常的に使用されているかどうかは定かではありませんが、オーストラリア(南半球)を中心とした世界地図は、私たちが普段使用している世界地図と上下が逆転しています。かなり違和感があります(笑)。
 なにが言いたいかといいますと、わたし(自分)が何処に住んでいるかによって世界地図の形も変わってくるということです。つまり、自分中心の目線だけで物事をみていますと本来の大きなものがみえなくなってしまいがちです。一歩引いた目線で物事を見極めていくことは大事なことではないでしょうか。
 南無阿弥陀仏も然り。「私は(自分は)」だけに固執するのではなく、『阿弥陀さまは』どういう目線なのか、といった一歩引いた視点で(自分を)みていくことは非常に大事なことだと思います。自分の都合ばかりに執着していては何の進展もありません。


おかげさまで 今年も 南無阿弥陀仏