手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

景色が違う

 

 ジョギングが日課となっています。いつも、田んぼのあぜ道を左回りに走っていますが、たまに、右回りに走るときがあります。全く同じコースではありますが、景色が全然違います。視点が変わると別世界になります。発想の転換といいますか、柔軟に物事を考えていくことはとても大事なことだと思います。今まで気付かなかったことに気付かされる機会が多くなります。
 ジョギングをしながら、「とんぼ安心(藤原正遠)」という話を思い出しました。私の好きな話です。以前にも当ブログで何回か紹介しましたが、あらためて紹介します。

『先生はこうおっしゃいましたね。とんぼがガラス戸に頭をぶっつけて外に出よう出ようとするが、とんぼの頭ではガラス戸を破ることが出来ない。とうとう、とんぼは力尽きて死んでしまう。一生懸命に頭をぶっつけている時に後ろから阿弥陀さまが呼んで下さる。後ろに広い世界があるよ。向きを変えなさい。とんぼは言う。私には後ろの世界が分かりませぬ。向きを変えることも出来ません。阿弥陀さまは仰せになる。それなら私の名前を南無阿弥陀仏と呼びなさい、呼べば必ず向きが変えられる。とんぼは仰せのままにお念仏をしたら不思議に向きが変えられて、こんな広大無辺の世界のあることが知らされた。』

 

f:id:tarou310:20191130135525j:plain撮影:令和元年11月30日(土)  ジョギングコース(新幹線はやぶさが仙台方面へ)

 

 

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