『教行信証』「総序」に「聞思(もんし)して遅慮(ちりょ)することなかれ」という言葉があります。私が思ったら思っただけ間違うぞ、だからお前の考えを横に置いておけということです。人間の考えを捨てる訳にはいかないから、ちょっと横に置いておけ。教えを聞く時は自分の考えを横に置いて、仰せの言葉をスゥーと受け入れる。すると仰せの言葉が主体、主人公になる。(梯 實圓 季刊せいてん105号P39 本願寺出版)
【(特集)信心がわからない 季刊せいてん126号P47 本願寺出版より】
【抜粋】
この言葉は、宗祖親鸞聖人の主著『教行信証』の「総序」にある言葉です。「人生を歩むときには、本当に大切にして依り処となる真実の教えをよく聞き考えて、疑いを挟まずためらってはならない」と記されています。ただ聞くだけ、なるほどと単純に思うだけで終わるのではなく、それが人生にどういう深い意味を持つのか、自らの問題として捉えて問いを見出し思考することが大切なことであり、そのことによってその教えがかけがえのない確かな生きる依り処となり、迷わずに前へ進むことができるようになると教えています。
光華女子学園(宗教部)より
https://gakuen.koka.ac.jp/archives/830
「真実の教えを聞く」ことにおいては、私(自分)の考えや計らいはちょっと横に置いときまして、阿弥陀さまの仰せをそのまま「ハイ!」と聞けばよいだけですね。簡単そうで簡単ではない、というのが現状でしょうか。
「(阿弥陀さまの)仰せの言葉をスゥーと受け入れる。すると仰せの言葉が主体、主人公になる。」とあります。
⇒ 阿弥陀さまの仰せの言葉をスゥ~と受け入れたいものですね~
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏