手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

夫婦仲の喩え

  嫁と仲良くやっていれば、敢えて「嫁と仲良くやっている」と意識していうことはありません。そうやって「嫁と仲良くやっている」アピールは、本当はうまくやっていないことの裏返しなのかもしれません。あるいは、そう意識的に自分に思い込ませようと言い聞かせているのでしょう。夫婦仲が本当によければ、逆に「喧嘩ばっかりして、いつ別れてもおかしくないよ~」みたいな冗談交じりというか余裕すら感じさせる言葉が出てくるのではないでしょうか。本当に夫婦仲が悪い状況でしたら、まず本当のことは口に出しません。といいますか、口に出せないでしょう。冗談は洒落にはなりません(笑)。

  前置きが長くなりましたが、南無阿弥陀仏のはたらきに気付かされている人は、「わたしは救われています!!!」と声高らかに宣言するでしょうか。そんな人は、なんか胡散臭い感じが否めません。南無阿弥陀仏と念仏称えていればそれでよいことだと思います。当たり前すぎのことは、敢えて確かめる必要もありませんし、確かめる意味もありません。ただ、自然の流れで南無阿弥陀仏と報恩感謝のお念仏を称えていればそれでよいのでしょう。

おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏

 

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