手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

如来さまの出番

京都の西陣の早川一光先生は、
「病人が死ぬのがこわいといえば医者はどうにもならん、これはお坊さんの出番だ」
とおっしゃっていましたが、それをもっと正確にいえば、お坊さんよりも如来さまの出番なのであります。そしてもっと大事なことは、死ぬのがこわいといい出してから動き出すような如来さまではないということです。いつでも今です。もっといえば、如来さまの出番の方が先であります。
【死はかねて生のうちにあり 豊島學由 自照社出版 P122より】



南無阿弥陀仏のはたらきの中で生活している身としましては、そのはたらきに気付かされることが大事です。阿弥陀さまの智慧と慈悲の心が南無阿弥陀仏の六文字に込められています。そのはたらきに気付かされると、おのずと「なまんだぶ なまんだぶ」とお念仏が毀れてきます。それは、報恩感謝、サンキュー、ありがとうのお念仏なのです。
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏